雑誌『UOMO』・特集ページ扉絵

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 雑誌『UOMO』(集英社)特集ページ「開幕!俺たちの鶏エンナーレ」の扉絵を描かせていただきました。
 鶏肉の祭典ということで鶏エンナーレ。イラストレーターの師岡とおるさん、アートディレクターの秋山具義さん、芸人の千鳥・大悟さん。お三方がおすすめの鶏料理のお店を紹介していて見ているとついビールが飲みたくなります。

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『UOMO 2017年10月号』(2017年8月24日発売)

『日朝開戦(2)』装画

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『日朝開戦(2) ー弾道ミサイル列島襲来!ー』 (齋藤穣著/電波社)の装画を描かせていただきました。
 この記事を書いている今日(8月29日)、早朝に北朝鮮の弾道ミサイルが北海道の上空を通過したということで、全国瞬時警報システム(Jアラート)が発令されるという緊張高まる事態があったのだ。もはや小説と今起こっている現実が重なりつつあるのではと考えると怖くなってしまう。しかし、これまでにも何度も言ってますが、小説の物語はあくまでもエンターテインメントですよ!

<あらすじ>
日本の先制攻撃に対する報復として、遂に北朝鮮が日本に向けて弾道ミサイルを一斉発射した。迎撃しきれなかった数発のミサイルが舞鶴基地に落下、日本の領土で甚大な被害が出てしまう。北朝鮮軍はさらに海上部隊を日本海に送り込む。日本は護衛艦隊を出撃させ、艦隊決戦を繰り広げる……!
緊迫感溢れる筆致で描く近未来シミュレーション小説!


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『日朝開戦(2) ー弾道ミサイル列島襲来!ー』 (ヴィクトリー・ノベルス)

雑誌『Tarzan』・『性(SEX)學』特集ページイラスト

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 雑誌『Tarzan』(マガジンハウス)『性(SEX)學』特集ページ「主要体位に必要な筋力は? セックスを最強にする筋トレ術。」のイラストを描かせていただきました。
 セックスの八つの体位別に重要な筋肉を示すイラストです。無論、本来の目的は筋トレです。真面目なんです。したがって描く性行為の体位が“エロ”にならないように出来るだけ生々しさを消し去るように努めました。スタイリッシュに、スポーティーにと……。しかし掲載誌を見た友人からは「今号のイラストレーションのなかで最もエロい」と言われてしまいました。SNSでも「ターザンがせめてる〜!」と私のイラストを挙げている人がいました。自分としてはかなり真面目に描いたつもりなのに。消しても消しても“エロ”は消し去ることができないのか……。まあ、とりあえず話題になったということでよかったこととします。
 ちなみに今号は母親の具合が悪いときの発売でした。お母ちゃん、これもお仕事なんや。

★全体の刷り上がりはホームページに掲載しています。
http://www.akirat.com/post/164705509811/

『Tarzan No.724』は8/10発売。

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夏の終わり

穏やかな日曜日だな。これは夏の終わりだ。
夏の終わりはいつもなぜか「すべてが遠い」という感覚になる。
街の雑音が遠くに聞こえるような不思議な感覚。
どれだけ歩いてもたどり着かない砂利道。
それは市民プールで遊んだ後の帰り道。
深い群青の空、もくもく入道雲、蜻蛉の群れ、遠くの工場の音、
口数の少ない人たち、逃げ水を追いかける私……。
今年の夏の終わりには特にそんな感覚に浸り、あれこれと物思いに耽ってしまう。

Comment(0)雑記

この時が来た

先週のとある日の夜、母が死んだ。

病院の看護師から電話があった。
「お母さまの呼吸が止まりだしています。一刻も早く来てください。間に合わないかも……」
容態がよくない母に付き添っていた妻が面会時間の終了時刻により病院を出た直後のことだった。

病院へとんぼ返りになる妻と私は急いで病院へ向かっていたが、焦る気持ちの中、どこか少し落ち着いた気持ちもあった。母の死に際に立ち会えないかもしれないと思う事態はこれまで何度もあり、そのことには覚悟ができていたのだろう。たとえ立ち会えなくても諦めがつくほど、すでに母とはじゅうぶんに関わり心を通じ合わせた気がしていたからだ。「とうとうこの時が来た」という思いだけである。

病室へ入ると私たちの到着を待っていてくれた当直の医師が死亡確認を行った。神妙な顔で申し訳なさそうにぼそぼそと言うので死亡確認時刻の他はあまり聞き取れなかった。眠っているような顔の母だが、ベッド脇の心電図に波形はない。私は母の腕に触れた。まだ温かかった。
少し遅れて父と妹が駆けつけて来て母の死に顔を見る。父は居場所が見つけられないのか、自分は今何をするべきなのかがわからない様子だった。

我々は病室の外で母のからだを清められるのを静かに待った。時間が止まっているかのように感じられた。父がこの場に全く関係のないことや自分のことばかりを喋ろうとするので聞こえないふりで無視をした。

看護師に呼ばれ再び病室に入ると、母のからだには白い掛け布団、顔には白い布が掛けられていた。涼しげできれいな浴衣を着せてもらったので母はきっと喜んでいるだろう。

母の遺体と霊安室に。顔に掛けられた白い布を取る。薄化粧が施されており穏やかな表情をしている。手を合わせ話しかけた。

頭の中で何か言葉が出てきそうになるが、出てくるのは「お母ちゃん」の一言だけであった。
「お母ちゃん……」
何だ? 私は何が言いたいのだろうか。
「お母ちゃん……」
何だ? 何なのだ?!
「お母ちゃん……、お母ちゃん……、死んだ……」
何度も呼びかけたあと、最後に出てくるのはこれだった。

しばらくして父と妹が帰り、霊安室には私と妻の二人だけになった。母の顔を見ながらいろいろ話した。

静かな夜だった。


※今後少しずつでも母のことを書き残しておこうかと思う。

『スカイホープ最後の飛行』イラスト

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3人で読む推理小説『スカイホープ最後の飛行』(SCRAP出版)のカバー、本文挿絵、搭乗者リスト、空港マップなど全イラストを担当しました。
「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが出版分野でも面白い試みを打ち出しているのですが、その中のひとつがこの書籍。
登場人物の3人の立場の視点で読み進めて推理するという今までにない新しいタイプの小説です。
6月30日発売!
↓挿絵はネタバレが含まれるので公開は控えます。

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3人で読む推理小説 スカイホープ最後の飛行 -
3人で読む推理小説 スカイホープ最後の飛行 -

『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』装画

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『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』(松岡圭祐著/講談社文庫)のカバーイラストを描きました。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの挿絵といえばシドニー・パジェット。彼の挿絵の雰囲気を出そうと似せて描きました。カバーデザインは坂野公一さんです!

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ゆび相撲

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 なんと今日は母とゆび相撲をした。驚いた。母の手は骨と皮だけでまるで鶏の足に見えるほどに痩せこけている。皮も薄くなり浮き出た血管が痛々しい。その母の親指が私の親指を押さえこんでくる。こっちも負けじと押さえ込むと母の親指は逃れようとする。その瞬間、生命力を感じた。話しかけても反応鈍く、喋らなくなった母の、笑わなくなった母の生命力。指先だけは示していた。なんだか可笑しくなってきて笑えた。少し前までは深刻な状態にあったというのに、今、ゆび相撲をしている。このことを家に帰ったら早く妻に伝えたいと思った。

三軒家界隈ぶらぶら

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 晴れた日曜日の午後、妻と大正区三軒家界隈を歩く。三泉商店街は日曜日が休日なのか、それともこれが日常なのか軒並みシャッターが下りている。どこもかしこも厳しい状況の商店街であるが……。

 三泉商店街から泉尾商店街へ。私たちが「おばさんの喫茶店」と呼んでいた喫茶店が4月に閉店していたのをドアの張り紙を見て知った。母が近くの病院に入院している頃に数回しか入ったことがないが安らげる場所で私たちのお気に入りの店だった。珈琲を注文すると「何かちょっとつけましょか?」といつもシナモントーストをサービスしてくれた。

 泉尾神社近くのアイスモナカの店で私はひやしあめ、妻はアイスモナカ(抹茶)をいただいた。ひやしあめはすっきりとした味で美味い。アイスモナカは皮が口の中の上側のくっつくことなくサクサクッとした軽い食感で食べやすい。甘すぎることなく後味爽やかである。
 高校時代には部活の帰りに仲間と立ち寄り、かき氷を好んでよく食べていたのだが、中でもオレンジ味のかき氷が最高だった。店主のおばさんに聞くともう20年前くらいからかき氷はやっていないという。夏の暑い日でもかき氷を食べるお客が一人か二人くらいしかいないということでやめたそうだ。非常に残念!
 この店を始めてからもう58年くらいになるらしい。近くに来るときには立ち寄ろうと思う。これからも元気で頑張ってほしいと願いつつ店を後にした。

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