ちなみに前回の自作モノの記事はこちら。
自作モノを見るその先にはそれを作った「人」が見えてくる。とくに下町界隈の自作モノは頑固なおやじが目に浮かび興味を引かれるのである。
(写真左)
事務所の造りも使い勝手を考えて自作・加工の跡が見られる。隣の作業場かもしくは上階への階段へ入れる扉だがやや細くなっている。インターホンが付けられているところからするとやはり階段があるのかもしれない。
それよりも郵便受けの位置が膝下くらいに低い位置だというところに注目したい。市販の郵便受けでは耐えきれない重さのある荷物が届くのかもしれない。壁の向こう側の床にごろごろと転がっているに違いない。
(写真中央)
四角形に歪みを加えた斬新な形の戸になっている。扉ではなく戸と書いたのは、普通このような形の扉だったら開閉できないような気がするためで、これはもしかしたら開閉式ではなくスライド式かもしれないと思ったからだ。それに取っ手部分がフスマにあるような形状だし、戸の中央部には横に引っ掻いた傷があることから戸である説が有力である。
何故右上がりの斜めになっているのか。たとえば斜めにスライドさせているために鉄製の戸の重さで自動的に閉まるのではないか。もしそうなら面白い。一度見てみたいと思う。けれど開ける時は重くて仕方がないだろうなあ。
大きな引き戸のなかにある自動閉式引き戸。このスライド・イン・スライドは素晴らしい。
(写真右)
鉄を運搬する超重量級のトラックが出入りするために通常より頑丈な鉄板を自作したと思われる。溶接手作業で施された滑り止めが秀逸である。幾何文様をさりげなくまた無計画的っぽくラフに整列させていてカッコイイ。






