ゆび相撲

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 なんと今日は母とゆび相撲をした。驚いた。母の手は骨と皮だけでまるで鶏の足に見えるほどに痩せこけている。皮も薄くなり浮き出た血管が痛々しい。その母の親指が私の親指を押さえこんでくる。こっちも負けじと押さえ込むと母の親指は逃れようとする。その瞬間、生命力を感じた。話しかけても反応鈍く、喋らなくなった母の、笑わなくなった母の生命力。指先だけは示していた。なんだか可笑しくなってきて笑えた。少し前までは深刻な状態にあったというのに、今、ゆび相撲をしている。このことを家に帰ったら早く妻に伝えたいと思った。

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