毎日が将棋大会

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 公園には将棋をするおっちゃんが多い。
 このあいだ近所の公園に将棋盤や駒を置きっぱなし(キープ)にしているのを目にしたばかりである。雨に濡れないように何かの陰に置いてある。平日の昼すぎくらいだった。時間を合わせているのか、どこからともなくおっちゃんたちがそこへ集まってくるのだ。
 それにしても何もこんな寒い時期に外でやらなくてもと思うが、ことのほか楽しいのだろう。
 見るとみんな分厚いダウンジャケットなどを着込んでいる。いろいろと防寒対策をしているようだ。
 おっちゃんたちは毎日が将棋大会イン・ザ・パーク、なのである。

携帯をそこに挟むから…

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 夕方、量販店の入口前ですれ違ったおっちゃん。
 口をあんぐりと開けた顔で突っ立っていたので思わず目が釘付けになった。よく見るとあごに携帯を挟んで財布に小銭を入れていたのである。言うと悪いが、かなりインパクトのあるおかしな顔だったのだ。
 突然全然知らない人にあんな顔を見せつけられるとこちらはたまらない。ついさっきまで考えていたことなどどこかへすっ飛んでしまい、しばらくの間は目の前に浮かぶのである。
 帰宅後、記憶をもとにスケッチしてみた。
 これで頭の中に残ったイメージが外に排出されてすっきりするはずだ。

バス停の父

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 久しぶりに父と並んで歩いた。明らかに父の身長が低くなっている。人間は歳をとると本当に縮むのだということをあらためて実感する。
 父が敬老パス(70歳以上の市民が市バス・地下鉄が無料になるパスカード)の5年前に作ったものと今年作ったものを並べて私に見せ、「顔がだいぶ年老いた」と信じられないといった顔で言う。こういう変化は本人が一番おどろくようだ。こっちは写真を見せられなくてもわかっている。

 父は普段、太腿にポケットの付いている作業ズボンを穿いている。大工をしていた頃からずっとだ。動きやすいのだろう。ちょこんと被った大きめのニット帽がとんがっていて、なんや知らんけど、かわいらしい……。

夢中で見入る人

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 図書館では書棚が分野別に分けられている。それぞれのコーナーにいる人達は、それなりになるほどと思わせる外見・行動など、何らかの特徴があるように思う。
 たとえば、社会科学や人文科学コーナーにはその方向の学者っぽいどこか小難しそうな風貌だったりする。美術関連のコーナーにはやはりそれに関する仕事に携わっていたり趣味にしていたりする人、あるいは美術を学ぶ学生っぽい風体だったりしている。おもしろいものだ。

 画集をしゃがみ込んで夢中になって見入っているおっちゃんの姿は、まるで無邪気な子供のようだった。
(2012.11.19)

時計を物色

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 四天王寺・大師会の露店で腕時計を物色する茶色の革ジャンの爺さん。
 なかなか厳しい表情であれこれ見比べている。右手の銀色のシンプルな腕時計は手放さない。隣のおっちゃんはそれを手放すのを待っているのか、視線の先が爺さんの手元である。爺さんもそれに気付いている?
(2012.11.21)

露店の小さな爺さん

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 四天王寺の大師会では境内に多くの露店が出ている。
 爺さんが細工物を分解して振り分ける作業をしていた。他の部品と組み合わせて売り物として再利用するのだろうか。
 小柄な体でニホンザルのような爺さんだ。体に合わない大きな上着の下には細い足が小さく折りたたまれて隠れている。少し寒いせいかさらに体を小さくする。
(2012.11.21)

デコチャリ

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 境川交差点で見かけたおっちゃん。
 左右に取り付けられたハンドルミラー、タイヤのスポークにアホほど(大阪で「無暗に数多く」の意)飾り付けられた反射板。
 これは徹底した安全走行のためかと思いきや、ハンドルにはコンビニのビニール袋をかけていて危険である。したがってこれらの反射板はただ面白がってむやみやたらに飾り付けただけのものと思われる。
 デコトラならぬデコチャリである。やはりおっちゃんになるとそういう傾向に走るようだ。
(2011.10.06)

おっちゃんの改造自転車

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 自転車の荷台に大きな改造を加えたおっちゃんを発見。おもわず追跡して観察した。
 スチールラックの棚を針金で元の荷台に取り付けているのだ。荷台がこれほど大きいとどんな荷物でも運ぶことができる。できるか……?
 ところでいままで何度大きな荷物を運ぶときや「便利やなあ」と喜んだことがあっただろうか。この先にあるだろうか。いや、そんな過去や将来のことなどおっちゃんには関係ない。「あったらええやん」の理由だけで充分なのである。
 ちなみにまた黒いゴムヒモが用いられている。これは定番と考えてよさそうだ。
 やはりおっちゃん達は自転車の改造が好きなのだ。
(2011.09.16)

おじいちゃんと自転車

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 自転車の荷台に木の板を取り付けている。このように自転車の荷台を自分なりに改造するおっちゃんやおじいちゃんをよく見かける。これはおばちゃんにはない性質のようである。なぜだろうか。
 おばちゃんは改造というよりもちょっとした生活の知恵みたいなものを利用する。ビニール袋の他に輪ゴムや洗濯ばさみを使うようだ。
 ちなみに荷台には黒いゴムヒモを使うのはおっちゃんたちの中ではお約束である。
(2011.09.13)